Q1 お仏壇って必要ですか?

私は次男で核家族です。実家には仏壇がありますし、まだ誰も死んでいないので、仏壇はいらないと思うのですが必要ですか?


A1 お仏壇というのは死んだ人をおまつりすろところではなく仏様を安置するところです。仏様とは、悩みや苦しみなどで自己を見失いがちになる私をしっかりと抱きとめ安らぎを与えてくださる阿弥陀様のことです。
お仏壇はそうした私の心のより所となり家庭の精神的基盤となってくださる阿弥陀様をご安置するために設けるのです。死者ではなく生きる私たちのためにあるのです。
ですから、独立した家庭であれば必ずお仏壇を安置するようにしてください。


Q2 ご先祖ってどこにいるの?

これまでお仏壇にはご先祖が入られているとばかり思い、感謝の念を込めて手を合わせていました。確かに阿弥陀様も大事ですがご先祖も大切に思っています。お仏壇が”先祖をまつる所ではない”としたら、いったい先祖はどこにおられるのですか?


A2 まず、ご先祖がどうなったかというと、阿弥陀様のお浄土に還られ、阿弥陀様と同じ仏様になられたのです。
お浄土とは本来、色も形もない真実そのものの世界ですが、何とか形に表そうとしたのがお仏壇の作りだと言われています。お仏壇ではご先祖を拝むというよりはご先祖が還られたお浄土を偲(しの)び、ご先祖をお救い下さった阿弥陀様のお心を味わわせていただくものです。阿弥陀様に心から手を合わせることが、すなわち、ご先祖を敬い感謝することになるのです。

『仏事のイロハ』より

Q3 お寺は何をするところ?

お寺は普通の家とは違って、古めかしい建物だし、お墓があってオバケが出そうで怖いです。
お寺って何をするところなんですか? (小学5年)


A2 むかしむかし、インドにおしゃかさまという人がおられました。
おしゃかさまは、人々はどうして悩んだり苦しんだりするかを考え、その原因を見つけられました。そして、実際に悩みや苦しみを解決する教えを広めました、これが、仏教です。
お寺は、仏教を信じる人たちが集まって、仏さまの教えを聴いたり、仏さまに感謝の気持ちを表したり(お念仏)するところです。そして、お坊さんは、仏さまの教えを伝える人です。
なので、怖くないですよ~!遊びに来てね。


Q4 お布施の額はいくらほど?

ズバリお聞きしますが、お葬式や法事などのお布施の額はいくらぐらいですか?


A4 お布施の額ですが、多すぎて困ることはありませんが、要は『相場』をお聞きになりたいのでしょうね。
しっかりとした金額があればよいのですが、金額は決まっていません。『お気持ち』を頂いております。
そもそもお布施とは、仏さまへの感謝の気持ちを捧げるものです。はっきりとした金額をお知りになりたい場合は、どうか恥ずかしいと思わず、ごしょはん(おてつぎのお寺)にお聞きすることをおすすめします。それが、正確な相場です。
聞きやすいこともあって葬儀会社にお聞きになられる方がおられますが、葬儀等を執り仕切るのは寺院ですので、直接お聞き下さい。
もし、ごしょはんが金額をおっしゃられなかったり、多額のお金を提示されたなら、お気軽に本龍寺へとご相談ください。